伊勢・式年遷宮に地方活性化のヒントあり 経済効果2400億円超 (2/4ページ)

2013.10.19 12:00

「遷御の儀」を迎えた今年、空前の参拝ブームで沸くおはらい町=9月24日、三重県伊勢市(田村慶子撮影)

「遷御の儀」を迎えた今年、空前の参拝ブームで沸くおはらい町=9月24日、三重県伊勢市(田村慶子撮影)【拡大】

 JTBの調査によると、今年参拝に訪れたい寺社のトップはダントツで伊勢神宮。60年に1度の遷宮が行われた2位の出雲大社(島根県出雲市)の約2倍という人気ぶりだった。実際、参拝した人の年齢層も幅広く、遷宮に加えてパワースポットブームなどでメディア露出の機会が多かったことも、人気に拍車をかけたようだ。

 三重県で20年以上地価調査に携わっている不動産鑑定士の男性は「式年遷宮の時期になると、伊勢市は1年で5年分を稼ぐ」と話す。観光客が増えるのはもちろんだが、「その多くは、『財布の口を開けて歩く』といわれる」という。

 遷宮と連動しての都市開発

 通常、都市部の開発は商業施設などの大規模開発が呼び水となって広がりをみせる。だが、三重県は遷宮という1300年以上前から脈々と続く伝統行事のために、20年に一度開発が進められるという、全国でも異色の地だ。

三重県だけは数々の開発が、式年遷宮に向けて着々と進められていた

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