信頼失った食品「誤表示」 世間の感覚では「偽装」というのでは? (1/5ページ)

2013.11.11 06:10

  • 大阪市北区の新阪急ホテル。阪急阪神ホテルズは、ホテル事業の現場に精通した生え抜きの藤本和秀新社長のもとで信頼回復と再生に取り組むが、道は険しい=10月23日午後、大阪市北区(頼光和弘撮影)

 6年前、平成19(2007)年の世相を表す「今年の漢字」は「偽」だった。日本漢字能力検定協会が公募で選ぶこの年の上位には、圧倒的多数だった「偽」のほか、「嘘」「疑」などが並んでいる。日本人として情けない年だった。

 いうまでもなく、食品偽装が次々と明るみに出た年である。産地や賞味期限のごまかし、売れ残りの再利用と、なんでもあり。料亭の料理から菓子、肉、ウナギなどなど、これでもかといわんばかりの無節操ぶりだった。

 業界の体質はこれを機に改まったかと思っていたが、さにあらず。驚かざるをえない。

 改めてこの問題を振り返ってホテルなどに欠けていたものは何かと問えば、客や世間の信頼を大切にしようとする姿勢、というにほぼ尽きる。不信の連鎖する偽社会にまた日本をおとしめるつもりかと、あきれる。

 最初に世間を騒がせた阪急阪神ホテルズでは、「偽」の年より先、7年前から偽装があったのもさることながら、初動の甘さにも驚いた。公表したのは消費者庁への報告から約2週間後、しかも部長クラス。その後「偽装ではなく誤表示」と強調した社長は、やがて辞任せざるをえなくなった。

「誤表示」「意図はない」の連発

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