「餃子の王将」社長銃撃 「外食不況でも数少ない勝ち組」に導いた経営手腕 (1/2ページ)

2013.12.19 11:32

創業の地でリニューアルオープンした「餃子の王将」四条大宮店で、自らギョーザをふるまう王将フードサービスの大東隆行社長=平成21年9月24日午後、京都市中京区

創業の地でリニューアルオープンした「餃子の王将」四条大宮店で、自らギョーザをふるまう王将フードサービスの大東隆行社長=平成21年9月24日午後、京都市中京区【拡大】

  • 創業の地でリニューアルオープンした「餃子の王将」四条大宮店。あいさつする王将フードサービスの大東隆行社長=平成21年9月、京都市中京区

 毎朝自主的に掃除 社員率先してサービスにこだわる

 京都市山科区の本社前で凶弾に倒れた王将フードサービスの大東隆行社長(72)は、義兄で同社創業者の故・加藤朝雄氏がオープンさせた「餃子の王将」を、全国約5百の直営店を構える業界トップの中華レストランチェーンへと成長させた。業界関係者から「外食不況の日本にあって、数少ない勝ち組」と評され、産業能率大学が発表した、平成21年の最も優れた経営トップを企業経営者が選ぶ「今年の社長」の7位に選ばれたこともある。

 民間信用調査機関によると、大東氏は昭和44年に王将に入店。同社専務、副社長などを経て、平成12年に社長に就任した。社長就任当時は倒産寸前だったというが、店舗拡大を順調に進め、増収増益を立て続けに更新した経営手腕が注目を集めた。

 しかし、経営が順風満帆でも「接客サービスで、当然あるべき水準にはまだまだ届いていない」と厳しい発言を繰り返していたという。

サービス業を社員を率先してこだわる姿勢は有名

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