【第23回地球環境大賞】(4-1) (7/11ページ)

2013.12.26 05:00

石原伸晃環境相

石原伸晃環境相【拡大】

  • COP19開催中のポーランド・ワルシャワで、二国間クレジット制度の二国間文書に署名した8カ国(当時)の代表者が初めて一堂に会し、「JCM署名国会合」を開いた

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 ■日本の環境投資を途上国も評価

 --COP19では産業界との対話も盛んだったと聞きます

 「日本経団連や学界の方々もワルシャワに来ていて、オールジャパンで技術の開発・普及を進め世界に貢献していきましょうと話しましたら、もちろんやっていきますといい反応がありました。あとCOP19の議長を務めたポーランドのコロレツ前環境相と話をしていましたら、ポーランドのエネルギー会社幹部とともに東京ガスの方と話をしてきましたと言っていました。COPでこのようなビジネス対話が行われるのは過去に例がなく、初めてです。ポーランドが新しい試みとしてイニシアチブをとったようです」

 --日本は2020年までに温室効果ガスを05年比で3.8%削減する新目標を決めました。COP19参加国の反応は?

 「(大勢が参加する)マルチの場ですと、どこかの国をたたいたら自国が浮かび上がりますから他国のことに文句をつけます。しかし、バイ(2人)で話をすると、『立場上、言わざるを得なかった』とか『(日本政府が)何も言わなくても分かっています』とか手のひらを返したようなことを言ってきて面白かった。日本の新目標についてきついことを言ってくる国もありましたが、『民主党政権時代の(2020年までに1990年比で)25%削減は、2030年に向けて原子力発電所を63基に増やしていくことが前提。そんなことできるわけがない。数字だけを見たら25%より3.8%のほうが低いというのは子供でも分かることですが、目標としては3.8%より実現不可能な25%の方が低いだろ』と言ったら、相手が黙ってしまいました」

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