ダイオウイカ、なぜ厳寒の日本海に現われる? (1/5ページ)

2014.3.2 12:23

【ソロモンの頭巾】

 この冬、日本海の沿岸でダイオウイカが相次いで発見されている。1月以降、定置網にかかったり、海岸に漂着したりしたダイオウイカは7個体。

 彼らは普段、光の届かない深い海の生態系に暮らす最大の無脊椎動物だ。「日本海の冷え込み」という自然界のメッセージを海の中深層から私たちに伝えに来ているらしい。

 国立科学博物館・標本資料センター・コレクションディレクターの窪寺恒己さんによると、7年前にも日本海でダイオウイカのラッシュがあった。

 2006年12月から翌年2月の間に、山口、島根、兵庫、京都、石川の各府県の海岸で6個体が見つかっている。

 このとき日本海の水温は例年より下がっていたそうだ。

 今冬の発見地は鳥取、富山、新潟、兵庫の4県で、新潟では4個体もが見つかった。

1941年から78年までの間に計20個体の発見例

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