石井委員長「明らかにバックグラウンドが異なっており、切り張りがなされている。実際にこの実験は小保方さんがなされ、画像の切り張りも、小保方さんが行ったとのヒアリング結果を得た」
《石井委員長は、画像の切り張りの分析結果を、詳細に説明する。それによると、あまりクリアに見えなかった部分の画像を差し替えたという。ただ、実験の条件などは異なるものだったとする》
石井委員長「このような切り張りの行為が禁止されていたことを知らなかったというのが彼女の説明でした。しかし、このような行為は研究者を錯覚させる危険性がある。また、そのデータは、きれいに見せたいという意図、目的性を持って行われた書き込みとされるが、その手法は、完璧な考察と手順を踏まないものであることは明らかだ」
《その上で、石井委員長は核心に踏み込む》
石井委員長「従って、小保方氏が改竄(かいざん)にあたる研究不正行為を行ったと判断した」
「残りの3人の研究者は、小保方氏が論文の公表前にすでに改竄された画像をその事実を知らされないままに示されたことが、分かった。従って、このような改竄は、共同研究者としては非常にまれな非常に疑いを持ってみないと分からない。3人の研究不正行為はなかった」
《中間報告では踏み込まなかった、小保方氏の不正行為の認定を行った調査委は、さらに疑惑に踏み込んでいく。次に挙げるのは、実験方法に関する記述が、他の論文の盗用である疑いがある点だ》