「ひとつの展示としては3週間と比較的長い期間をつかっています。ふだんは百貨店に来られないようなお客さんにも来ていただいている感じで、物販も好調です。期間中5万人の来場者が目標」と販売促進部の宣伝広報担当、立川智一さん。
平成7年にテレビ放映が始まり、19年からは映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」で新たなファンを獲得、24年には第3部が公開され、最終的には380万人を動員、興行収入も52億円を超す記録的なヒットとなった。「お客さんの動きを見ていて、このコンテンツの人気を再認識しました」(立川さん)
関西の夏、アニメの夏
このエヴァンゲリオン人気に続くように、関西の美術館に「アニメラッシュ」がやってくる。
まず12日、滋賀県立近代美術館では「手塚治虫展」が幕を開ける。生涯に手がけたマンガ原稿は約15万枚、アニメは約70作品におよぶといわれ、その物語やキャラクターは没後20年以上過ぎても多くの人たちを魅了する。今回は「鉄腕アトム」「ブッダ」「火の鳥」など代表的な作品の直筆原稿、ベレー帽やペンなど生前の愛用品など約170点を展示する。