日本たばこ産業(JT)が30日発表した5月の全国たばこ喫煙者率調査で、喫煙者率が19・7%となり、調査開始以来、初めて20%を割り込んだ。減少は19年連続で、前年から1・2ポイントの減少。高齢化の進展や健康に関する意識の高まりに加え、4月の消費税率引き上げに伴うたばこの価格改定などが要因とみられる。
この調査は昭和40年から実施され、喫煙者率の過去最高は41年の49・4%。今年5月の調査では男性が前年から1・9ポイント減の30・3%、女性が0・7ポイント減の9・8%。女性が10%を割り込んだのも初めてだ。