■「高知に学べ」と現場改革
25日に結果が公表された全国学力テストでは、都道府県別の平均正答率で過去6回、最下位クラスに低迷してきた沖縄の“躍進”が目立った。小6算数Aで全国平均を大きく上回ってトップ10入りを果たすなど、小学校で大幅に改善。昨年度に最下位層を脱した高知も同水準を維持。定着してきた下位の固定化が解消され始めた。
平成19、20年=最下位▽21年=41位▽22年=46位▽24、25年=最下位-。これは沖縄の過去6回の小6算数Aの順位だが、4回も最下位に沈むほど低迷してきた。ところが、今回は初めて全国平均を2・8ポイントも上回り、6位に躍進。国語Aも昨年度の46位から32位、国語Bも最下位から32位、算数Bも46位から34位へと、いずれも上昇した。