省エネ新型車両、収益多角化の切り札 鉄道総研など、超電導材や蓄電池活用 (1/4ページ)

2014.10.13 07:20

超電導き電ケーブルを使った鉄道車両の走行実験=7月、東京都国分寺市の鉄道総研(鉄道総研提供)

超電導き電ケーブルを使った鉄道車両の走行実験=7月、東京都国分寺市の鉄道総研(鉄道総研提供)【拡大】

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 環境に優しい乗り物の優等生である鉄道が進化している。鉄道総合技術研究所は大容量の送電が可能なケーブルの開発を進めるほか、鉄道車両メーカーも相次ぎ省エネ性能に優れた新型車両の開発に取り組んでいる。

 鉄道総研が5~10年程度先の実用化を目指して開発しているのが「超電導き電ケーブル」。電気抵抗がゼロの超電導材を使うため、電圧降下なく大容量の電気を車両に送り込める。

 1本のケーブルの中に、ビスマス系やレアアース系の高温超電導材と冷却用の液体窒素を充填(じゅうてん)する。

 電気抵抗がなくなる超電導状態は、ニオブチタンなどではマイナス269℃で起きるといわれるが、日本では調達が難しい液体ヘリウムを冷媒に使う必要があった。高温超電導材は安価な液体窒素を冷媒に使えるため、マイナス196℃で超電導状態になるという。

 2013年7月、東京都国立市の鉄道総研でケーブルの長さ31メートルで実験を開始。今年7月には同310メートルでの実験に成功した。

電気抵抗のない超電導き電ケーブルを架線に敷設すれば…

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