一方、信楽駅前では、設置されている高さ約5メートルの信楽焼の巨大タヌキに、市商工会青年部のメンバーらが、サンタクロースの衣装を着せた。タヌキには「11月29日信楽高原鉄道運転再開」という文字が入ったたすきをかけさせ、再出発のムードを高めた。巨大タヌキは、毎年12月にサンタ姿に変身しているが、運行再開に合わせ、ひと足早く衣替えした。
また、同駅構内では、信楽町観光協会のメンバーらが、運行再開に向けホームで待機している列車に信楽焼のタヌキを飾り、公開した。
清掃活動やイベントの様子を見守った同鉄道の前田潤常務(64)は「再開後が本当の勝負。住民のみなさんに『本当に必要だ』と実感してもらえるような鉄道になりたい」と決意を新たにしていた。