【大学発 日本 人と技術】日本を支える研究活動と技術開発(2-2) (1/6ページ)

2015.3.4 05:00

 ≪研究/技術開発≫

 ■南海トラフ想定、防災センターに最新表示装置を設置

 〈愛知工業大学〉

 メディア情報研究会(情報科学科・鳥居一平准教授)が本学地域防災研究センター(正木和明センター長)の協力のもと制作した「南海トラフ災害シミュレーション」が、名古屋市港防災センター(名古屋市港区)に設置された。この装置は、立体地図に投射するプロジェクションマッピングと大型ディスプレーを使い、南海トラフ巨大地震が発生した際に愛知県にどのような被害が及ぶのか、被害状況と備えについて分かりやすく表示し、地域住民の防災意識向上に役立てるもの。

 南海トラフの詳細な地殻構造や状態、地震活動に関する最新の調査・観測結果をもとに予想した地震像を、高精度な映像で立体地図模型に投影し、津波により浸水する水の流れや力なども可視化、高台と低地との差異についても視覚的に認識できる。

 装置は解体して運べるので、各種イベントや出張授業などにも活用が可能。シミュレーションデータは随時更新し、最新情報を公開している。

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 ■独自の「流れ分析」開発、最優秀口頭発表賞を受賞

 〈愛知工業大学〉

 大学院工学研究科博士後期課程電気・材料工学専攻3年のアレハンドロ・アヤラ君が医療や環境問題に貢献する分析技術「流れ分析」に関する国際会議(主催・フローインジェクション分析国際会議組織委員会)において、若手研究者最優秀口頭発表賞を受賞した。

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