山手線、大事故回避は「偶然」だった…JR東の安全対策に次々浮上する疑問符 (1/2ページ)

2015.4.13 06:25

  • 会見するJR東日本・福田泰司常務(中央)=東京・渋谷区のJR東日本本社(撮影・山田俊介)

 「大事故が起きなかったのは偶然。間一髪だった」-。12日のJR山手線の支柱倒壊事故は、JR東日本社員がそう安堵(あんど)するほど大惨事寸前の出来事だった。一方、支柱が傾いていることを事前に把握しながら電車を通常運行させていた同社の安全対策には疑問符が付く。大規模トラブルで国土交通省から事業改善命令を受けた過去があるJR東には、徹底した原因究明と再発防止策が求められる。

 JR東によると、10日に支柱付近で工事をした際、支柱の傾斜を確認。しかし同社は「急を要しない」と判断し、13日に補修する予定を立てたほかは特段の対策を取らないまま通常運行させていた。

 また同社は12日午前4時50分ごろに始発電車で支柱の安全確認を実施したとするが、始発電車には乗客もいた。同日会見した同社の福田泰司常務は「仮に夜間に支柱が倒れていた場合、始発電車の運転士が暗い中で目視で発見し、停車できていたかどうかは何ともいえない」と話した。

 結果として、支柱が山手線の線路に接触して倒れているのを確認したのは、併走する京浜東北線の運転士だった。ダイヤによると、山手線の車両が通過した1、2分後で、3分後には後続車両が通過予定だったという。

鉄筋を撤去した際、支柱の強度や安定性が低下して、架線の張力で倒れた可能性

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。