【高論卓説】変わる大学選び 少子化で都心回帰、立地が重要に (2/3ページ)

2015.7.9 06:26

 同じ南関東といっても、千葉や埼玉の学生が多摩地区の大学に通うのは容易でない。その逆もしかり。このため、どこから出るにも便利な都心、特に山手線の内側にキャンパスがある大学が好まれる傾向がある。

 都心型の立地が武器になった典型例が明治大学だろう。現在の大学生の親の世代には、男臭い校風や学生運動の印象が強い。だが、神田駿河台の校舎を1998年に地上23階建ての高層ビル「リバティタワー」に建て替えたことでイメージチェンジ。リクルート進学総研の「進学ブランド力調査」では、関東圏の高校生の「最も志望したい大学」に6年連続で選ばれている。

 それと対照的なのが中央大学だ。2015年の志願者数は6万9818人と、過去最高だった11年の2割減。主要キャンパスが東京郊外の八王子という不利な立地が敬遠されているとみられる。

マンモス化した大学はいまやキャパシティーを持て余している

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