【高論卓説】五輪エンブレム問題 責任逃れに終始し泥沼化 論外の組織委対応 (3/3ページ)

2015.8.28 06:22

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会エンブレムに関する記者会見で説明する、エンブレム制作者の佐野研二郎氏=東京都港区

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会エンブレムに関する記者会見で説明する、エンブレム制作者の佐野研二郎氏=東京都港区【拡大】

 決定の時点でロゴを使用した商品やホームページ(HP)などの準備が進んでいたのだろうが、それは組織や関係者内部の話でしかない。責任問題も内部で対処すれば済んだと思われる。関係者が責任逃れに終始し、問題解決を怠った結果が今回の泥沼化という結果につながっているのだろう。そして、無駄に時間が失われてゆく。

 「問題は逃げると追いかけてくる」。これはリスクマネジメントの一番の鉄則なのだ。

【プロフィル】渡辺哲也

 わたなべ・てつや 経済評論家 日大法卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。著書は「突き破る日本経済」など多数。45歳。愛知県出身。

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