【次代人財養成塾 One-Will】人間力を育む教養と価値観 (1/3ページ)

2015.11.2 05:00

 □濱本英輔・ロッテ顧問、大黒昭・アスピカ会長

 未来を担う若者を育てる大学生向けの「次世代人財養成塾One-Will」(主催・秀實社、協力・産経新聞社)は、アスピカの大黒昭会長とロッテの濱本英輔顧問を特別講師に迎え、パネルディスカッションを開いた。「本当の人間力とは何か、人間力を身につけるためには何が必要か」「ゆとり教育を受けてきた私たちは、社会に出るまでにどのような対策をしたら良いか」「致命的な失敗とは何か」のあらかじめ受講者から寄せられた3つのテーマについて、豊かな人生経験に基づいた考えを約35人の学生に披露した。抜粋して紹介する。

 ◆難局でも動揺せず

 大黒昭・アスピカ会長 どんな難局に遭っても動揺せず、物事を判断できることを人間力という。それを身につけるにはリベラルアーツ、つまり教養を積むことだ。そのためには広範な本を読むとよい。人間が一生かかって経験できることは限られているが、読書の中ではさまざまな人物や生活環境が登場する。これらを通じた疑似体験から、人間の幅を広げ教養を深めることができる。

 ゆとり教育の本来の目的は人間力の養成にある。日本のグローバル人材は西洋の文学、美術、音楽などに詳しい人はいるが、日本固有の文化である古典文学、能、文楽、歌舞伎などへの理解に乏しい人が多い。それでは諸外国から尊敬を受けることはできない。幅広い文化に通じた人間を目指してほしい。

 致命的な失敗をしても挑戦する意欲があれば、人間として成長することができる。私も以前、難病で失明の危険に陥ったとき、同じように失明の危機にひんしたジャーナリストの徳岡孝夫氏の本を読んで感銘を受けた。徳岡氏はわずかに見える左眼だけを頼りに、翻訳家、作家として大成した。挫折や失敗を前向きに受け止め、成功に結びつけるために努力することが大切だ。

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