CO2は当面は大気中に放出。来年4月から3年間、施設のある海岸から約2900メートル沖合の海底下1100~1200メートルの地層と、約4300メートル沖合の深さ2400~3000メートルの地層の2カ所に掘削した井戸を通じて圧力をかけて注入する。
年間計10万~20万トンのCO2を送り、地層の温度や圧力を観測。CO2が漏れ出したり、異常な地震が起きたりしないか調べる。
CO2を蓄える地層は、隙間が多く水分を含んだ構造で、CO2は水分に溶け込んでとどまるという。すぐ上に蓋になる細かい泥の固まった地層があることを事前調査で確認した。