COP21がきょう開幕 温暖化交渉、3つの論点 難航予想 (1/3ページ)

2015.11.30 06:17

 2020年以降の地球温暖化対策の新たな枠組みを作る国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が30日、パリで開幕する。全ての国に温室効果ガスの排出削減を義務付ける史上初の合意を目指す。会議では、(1)削減目標の水準などで先進国と途上国にどう差をつけるか(2)途上国への資金支援(3)削減目標の「野心」をどう向上させるか-という3つの論点を軸に、激しい国際交渉が繰り広げられる。

 COP21は1997年に採択した京都議定書の枠組みが20年で期限切れになるのを踏まえ、新たな国際枠組みを作る場となる。

 京都議定書は日本や欧州など先進国(米国は批准前に離脱)にのみ削減義務を課した。世界一の排出大国である中国や、韓国などの新興国は「途上国扱い」で義務を免れている。経済成長で排出量が増え続ける新興国を抑制できなければ、温暖化対策は進まない。

 これまでに世界の排出量の9割を超える180以上の国・地域が削減目標を提出し、合意に向けて足並みがそろいつつある。

先進国と途上国の「差異化」が焦点に

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