竹内准教授によると、スマホやSNSが急速に普及する一方で、メディアリテラシー教育やICT(情報通信技術)教育が小中学校などでも始まったのは最近になってから。大学によっては、入学時にネット利用に関するセミナーを開催しているところもあるが、指導を受けたにもかかわらず、トラブルを起こす学生も多い。竹内准教授は「メディアリテラシーは、小中学校時代にしっかり学んでおくべきだ。『何となく触りながら』SNSを使い出した後に座学で学んでも、当事者意識は芽生えない」と警鐘を鳴らす。
兵庫県立大では、学生たちが小中学生にネットの利用法について教える取り組みを実施。「自分たちで教材を作って教えることで、教える側にも正しい知識が身につく」(竹内准教授)という。
就活では今後必須に!?
SNSは東日本大震災で情報伝達に威力を発揮して注目され、今やなくてはならないコミュニケーションツールとなった。学生らの就職活動でも重要性が高まっている。