【講師のホンネ】不登校は子供の「SOS」 柿澤一二美 (1/2ページ)

2015.12.16 05:00

 「子供の悩み専門」のカウンセラーを始めてはや5年。不登校で悩む親御さんのカウンセリングは年々増加している。不登校とは、連続又は継続して30日以上欠席した児童生徒のうち、病気や経済的な理由によるものを除く。1997年度までは、学校嫌いと称していた。2014年度の文部科学省の調査によると、不登校の児童数は小学生2万5866人、中学生9万7036人。少子化により小中学生の人数が減る中、不登校の児童数はこの10年、増え続けている。不登校のきっかけは、お子さん自身の問題や友達関係、いじめなどさまざま。不登校のきっかけが、いじめによるときは特に慎重な対応が求められる。

 近年、子供の世界でのいじめは陰湿化、巧妙化している。漫画「ドラえもん」のジャイアンがいじめっ子というのは昭和の話。現代のいじめは、しずかちゃんがいじめっ子の場合が多い。頭も良くて優しく見えるしずかちゃん。まさかのまさか、先生も親御さんも信じられない現実がそこにある。

 もし、お子さんから「いじめられている」と告げられたら、詰問せずに話を聞いてほしい。「うん。うん」とうなずきながら、最後まで胸の内を聞いてあげる。そして、全て聞き終えてから「いじめは、いじめる子供が悪い。あなたは悪くない」と伝えてほしい。間違っても、「あなたにも悪いところがあるのでは?」と詰問してはならない。

 お子さんにとって親御さんは、心のよりどころ。詰問されると、二重のいじめにあったのと同じ経験をする。「自分は生きている価値のない人間だ」「やっぱり分かってもらえない」と絶望し、電車に飛び込んだり屋上から飛び降りるなど、自殺に追い込まれるケースもある。いじめはお子さんの心から、夢、希望、やる気、勇気の全てを取り去る。

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