この電話を午後3時ごろ、都内で受けた女性。これまで50件以上もの目撃情報をもらってはぬか喜びさせられてきただけに、最初は半信半疑だった。しかし、尻尾の形や毛柄の特徴などを詳細に説明する田中さんの言葉に「これまでとは違う」と感じ、現地の捜索隊に連絡した。
250日ぶりの再会
連絡があったとき、守田さんは遠方にいたが、急いで戻りながらホームセンターで約1万円の捕獲器を購入。目撃場所付近に午後9時半ごろ設置して以降、隊員が交代で見に行ったところ、翌29日午前4時ごろ、ついに捕獲器の中にフクが入っているのが確認された。
保護の連絡を受けた女性も、届いた写メールで間違いなくフクと確認し、羽田から空路で出雲入り。午後1時過ぎ、出雲大社近くの喫茶店で保護されていたフクとようやく対面できた。