【松本真由美の環境・エネルギーDiary】水素社会実現へ日進月歩の技術開発 (1/4ページ)

2016.1.4 05:00

東京ガスが運用する練馬水素ステーション=東京都練馬区谷原

東京ガスが運用する練馬水素ステーション=東京都練馬区谷原【拡大】

  • 世界初のトヨタの市販燃料電池自動車「MIRAI」

 先日、東京都江戸川区主催の「水素エネルギーシンポジウム」でパネルディスカッションのファシリテーターを務めさせていただく機会がありました。地域社会での水素エネルギーの利活用について議論しましたが、トヨタ自動車と東京ガスの取り組みに、水素エネルギーが秘める大きな可能性を感じました。

 ◆「エネファーム」普及へ勢い

 現在、地域社会でもっとも普及が進んでいる水素関連技術は、家庭用燃料電池「エネファーム」でしょう。エネファーム内部で生成される水素の原料は、都市ガスかLP(液化石油)ガスです。

 エネファームは、2009年の販売当初のシステム価格約300万円が量産化で半値になり、14年末までに累計11.3万台が導入され、15年は同15万台を突破する勢いで普及が拡大しています。政府は「日本再興戦略(2013年6月閣議決定)の中で、エネファームを20年に140万台、30年には530万台導入する目標を掲げています。

 東京ガス・エネルギーソリューション本部エネルギー企画部部長の荒正仁氏は、議論の中で、「街の新たな分散型エネルギー源として、燃料電池によるコージェネレーション(熱電併給)の価値をアピールしていきたいと思っています。14年4月、世界に先駆けてマンション向けエネファームを発売しました。小型でも発電効率が高い燃料電池を、戸建てだけでなく、集合住宅でも設置を進めていきます」と話されました。

 東京都は、20年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、11月に大会後のレガシーを見据えた取り組み素案を発表し、その中で中央区晴海地区に建設する選手村を、水素エネルギーで電力などを賄う「水素タウン」とする方針を示しています。

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