仏作曲家のピエール・ブーレーズ氏死去 “指揮界の革命家”

2016.1.7 15:42

【第1回高松宮殿下記念世界文化賞】音楽部門受賞者ピエール・ブーレーズ氏(フランス)(佐波孝弘撮影)

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 【ベルリン=宮下日出男】世界的に著名なフランス人の作曲家、指揮者であり、1989年に第1回高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)を受賞したピエール・ブーレーズ氏が5日、居住先のドイツ南西部バーデンバーデンで死去した。90歳。仏メディアが6日伝えた。

 フランス・ロワール県生まれ。パリ国立高等音楽院で作曲家、オリビエ・メシアンに師事。46年、「フルートとピアノのためのソナチネ」などを次々と発表、新鋭作曲家として注目を集めた。以来、西洋音楽の古典的な諸形式を解体した「ピアノ・ソナタ第2番」など斬新な曲作りを展開。旧来の作曲技法に常に問題を提起し、戦後の世界の音楽界に衝撃を与えた。

 また、ウィーン・フィルやベルリン・フィル、ニューヨーク・フィルなど欧米各地の名門オーケストラを指揮。従来の情緒的な指揮法と異なり、作品の構造がときほぐされるような明瞭な音作りで数々の名演奏を残し、“指揮界の革命家”と言われた。

 70年代にはフランス国立現代音楽研究所「IRCAM」を創設し、初代所長に就任。コンピューター音楽などの創造、新しい時代の作曲家の育成に力を注いだ。

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