【ビジネスアイコラム】福岡から持って帰れるもの (1/2ページ)

2016.1.13 05:00

 ■大気汚染克服の経験を大陸にも

 九州・福岡に赴任して半年余り。これまで福岡とは全く縁がなかっただけに、赴任して初めて知ったことや驚かされたことがいくつかある。

 まずは福岡市・天神地区のにぎわいだ。「九州最大の繁華街」とされる天神地区だが、休日ともなれば、人の流れを縫って歩くのに苦労するほど。若者も多く、東京でいえば、新宿や渋谷などと変わらないにぎわいをみせる。

 商業施設の集積が人を呼び込み、その人を当て込んだ商業施設の進出がさらに進み、人をまた呼ぶ-。地方創生が日本の活性化にとって大きな課題となる中で、こうした好循環を実現している天神地区は間違いなく一つの成功例といえるだろう。

 そんなにぎわいに一役買っているのが外国人旅行者だ。九州運輸局によると、昨年1~9月の九州への外国人入国者数は203万822人。前年同期比67%増で、増加率は全国を上回る。2003年の統計開始以来、年間200万人を超えるのは初めてという。

 円安やビザの要件緩和、さらには地理的な近さもあって、主にアジアからの入国者が増えており、国・地域別(クルーズ船客除く)では約86万人の韓国がトップ。以下、約20万人の台湾、約15万人の中国と続く。

 その多くは福岡空港、博多港から入国する。アジアからとみられる外国人旅行者の姿は天神地区だけでなく、クルーズ船客が押し寄せる商業施設「キャナルシティ博多」、太宰府天満宮など福岡の商業施設や観光地ではなじみの光景だ。こうした外国人観光客が福岡経済を潤していることは確かだろう。

 一方、アジアからは「招かれざる客」もやって来るようだ。有害な微小粒子状物質「PM2.5」だ。西風に乗った大陸からの物質が一因とみられており、NHKが毎朝のニュースで濃度予報や観測結果を報じていることには驚かされた。

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