タクシーの「乗務距離制限」の違法確定 最高裁、国の上告受理せず

2016.1.25 13:46

 国がタクシー運転手の1回あたりの乗務距離を制限したのは裁量権の乱用に当たるとして、タクシー会社「名古屋エムケイ」(名古屋市)が規制の取り消しなどを求めた訴訟で最高裁第1小法廷(大谷直人裁判長)は、国側の上告を受理しない決定をした。国の規制を違法とした2審名古屋高裁判決が確定した。決定は21日付。

 規制をめぐっては、エムケイグループが全国5地裁で同様の訴訟を提訴。名古屋以外の4件は、規制を違法として国の敗訴を言い渡した各地・高裁判決がすでに確定している。関連訴訟が最高裁で確定するのは初めて。

 名古屋訴訟では、名古屋市周辺地域で日勤運転手1回あたりの走行距離の上限を270キロに制限した平成21年の中部運輸局の公示の適法性が争われ、1審名古屋地裁が「妥当性を欠く」と規制を違法と判断。2審も支持した。

 タクシー業界では、14年の道路運送法改正で新規参入が自由化され競争が激化。労働環境悪化などの指摘もあり、21年前後に複数の地域で乗務距離制限が設けられた。

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