大阪商工会議所は2日、大阪市内の小売店、飲食店を対象とした外国人旅行者にかんするアンケートの結果を発表し、半数近くの店が中国人観光客の行動やマナーに「困った」経験があることが明らかになった。
大商は昨年11月、「なんば」や「天王寺」など大阪市南部を中心に主要商店街に加盟する商店などアンケートを実施し、891店から回答を得ていた。
アンケートでは、外国人旅行者について51・1%の店が「増加傾向」と回答。うち中国人観光客が売上に占める割合は平均13・7%に達し、これまで5回の調査で最高で、「爆買い」依存が進んでいた。
ただ、今回初めて「中国人観光客の行動、マナー」に関する質問を設けたところ、46・6%が「困ったことがある」と答えた。