【生かせ!知財ビジネス】中国、大量特許出願から質向上と国際化へ (2/2ページ)

2016.2.6 05:00

 知財青書は、知財の一層の国際化も中国の発展を支える重要項目と掲げ、先導役として世界トップクラスの国際出願を続ける通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)などの先端企業を紹介している。ただ、特許協力条約に基づき中国国内で国際出願(PCT)した実績は14年で世界3位だが、首位の米国と比べれば4割ほどにすぎない。

 中国企業は世界の下請け工場を脱し、イノベーション創造企業へと転換を図る段階にあり、世界戦略上、活用できる特許獲得は重要な課題だ。新規市場参入には、該当する製品の標準必須特許が一つもないと他社からライセンス(使用権)を得ることすら容易でない。このため「中国企業が必要な特許を第三者から買収する動きは、さらに拡大する」とある渉外弁理士は語る。

 経済環境の厳しさが増す中、“くず特許”獲得のために経費をかけられないことはSIPOも知っている。中国は大量出願から質の向上と国際化へ、新たなステージを迎えている。(知財情報&戦略システム 中岡浩)

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