探査機「はやぶさ」の技術を鉄道に応用 ピークカット効果に期待 (1/4ページ)

2016.2.8 07:45

小惑星探査機「はやぶさ」。最適電力制御技術を活用した鉄道分野への応用研究が始まっている(池下章裕氏提供)

小惑星探査機「はやぶさ」。最適電力制御技術を活用した鉄道分野への応用研究が始まっている(池下章裕氏提供)【拡大】

 小惑星探査機「はやぶさ」に採用された最適電力制御(ピークカット)技術を鉄道分野に応用する取り組みが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、鉄道総合技術研究所、東急電鉄グループの東急テクノシステム(川崎市宮前区)で始まった。消費電力量を減らせるだけでなく、首都圏では常態化している通勤ラッシュによる列車の遅延を抑えられる可能性があるという。宇宙開発で培った技術の民間転用という視点でも注目される。

 はやぶさは太陽電池で発電した電気でエンジンやヒーター、制御機器などを動かす。日照があるときしか発電できないため限られた電力を効率よく融通しあう必要があった。このため、はやぶさでは個々の機器が電力の使用状況を発信。その情報をもとに、それぞれの機器が独立して並列にピーク電力を下げていく技術が取り入れられた。

 一方、鉄道では朝夕を中心に駅で停車中の乗降に時間がかかることなどから、列車が数珠つなぎになり、ダイヤが乱れることがある。遅れを取り戻すために加速すると電力使用量は増える。しかも朝夕の時間帯には多数の列車を運行している。

このため停止中の列車を一斉に出発させると…

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