小保方晴子氏=大阪市北区の新阪急ホテル【撮影日:2014年04月09日】【拡大】
STAP細胞問題の舞台となった神戸市の理化学研究所の研究室から胚性幹細胞(ES細胞)が盗まれたとする窃盗容疑での告発を受け、兵庫県警が、元理研研究員でSTAP細胞論文の著者だった小保方晴子氏(32)から参考人として任意で事情を聴いていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。
県警によると、理研側から被害届は出ていない。関係者から事情を聴く一環とみられる。
理研の元研究者が昨年1月、容疑者不詳のまま告発状を県警に提出し、受理された。元研究者によると、告発状では、小保方氏がSTAP論文共著者の若山照彦氏=現・山梨大教授=の理研研究室に在籍していた2011年4月以降、何者かがES細胞を盗んだ、としている。