亀田興毅さん(細井伸彦撮影)【拡大】
ボクシングの亀田興毅さんら3兄弟側が、日本ボクシングコミッション(JBC)や理事に、約6億6千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしていたことが23日、分かった。兄弟側の代理人を務める北村晴男弁護士が明らかにした。提訴は1月14日付で、第1回口頭弁論が2月29日に開かれる。
亀田兄弟は次男、大毅さんの世界戦をめぐるトラブルで平成26年、亀田ジム会長らがJBCに事実上の資格剥奪処分を受け、日本で試合に出られなくなった。北村弁護士によると、兄弟側は「JBCに不当な処分を下されたり、事務所移籍を妨害されたりして、興行収入やファイトマネーを得られず、多額の経済的損失を受けた」と主張している。
JBCの浦谷信彰事務局長は「訴状は届いているが、現時点ではノーコメント」と話した。