【論風】厳しいパリ協定への対応 ゼロエミッション基本目標に (3/3ページ)

2016.2.25 05:00

 したがって、やはり基本はCO2の人為的排出を抑えることであり、それには現在の人類のエネルギーの8割以上を占める化石燃料をできるだけ非炭素燃料に置き換えていくことが柱の方策になる。安倍首相が温暖化への対応に革新的技術を、と唱えているが、まさにゼロエミッションの実現に向けての革新技術の開発こそが今後必要だ。その推進こそパリ協定に応える真の道ではないか。

                   ◇

【プロフィル】茅陽一

 かや・よういち 東大工卒、同大学院修了。東大電気工学科教授、慶大教授を経て、1998年地球環境産業技術研究機構副理事長、2011年から現職。80歳。北海道出身。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。