「私たちは動物ではない」不法滞在外国人の不満爆発 収容生活改善求めハンスト (4/6ページ)

2016.2.28 07:15

大阪入国管理局で出国までの収容生活を送る不法在留外国人らが食事など収容生活の改善を求め、ハンガーストライキを実施した。入管側に提出した要望書には「毎回インスタントのおかずばっかりで…」などと不満がつづられている

大阪入国管理局で出国までの収容生活を送る不法在留外国人らが食事など収容生活の改善を求め、ハンガーストライキを実施した。入管側に提出した要望書には「毎回インスタントのおかずばっかりで…」などと不満がつづられている【拡大】

 もう一通の要望書では「在留資格の交付」「弁当のインスタント食品を手作りのものに替える」など、より具体的な要求を挙げている。

 収容施設については、法務省がホームページで設備の一部を公開している。

 それによると、居室は相部屋で冷暖房完備の上、風通しや採光にも配慮。居室は施錠されているが、午前と午後の一定時間は開放され、施設内で入浴や洗濯、運動や外部との電話もできるという。

 食事は3食無償提供され、大阪入管の場合は「バランスを考えて、食の安全に配慮した弁当」(担当者)で1日の摂取カロリーを2200~3000キロカロリーに設定しているそうだ。

 収容費用は国費負担

 法務省によると、不法在留外国人は取り締まりの強化もあって減少傾向にあるが、依然として数は多い。

 その大半を占めるのが、当初は正規の在留資格で入国し、不法残留(オーバーステイ)となった外国人。その数は平成27年1月時点で6万7人に上る(ちなみにピークの5年は約29万8千人)。

国籍別では多い順に、韓国1万3634人(22・7%)▽中国8647人(14・4%)…

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