事件があった現場近くに住む保育園児の息子2人を抱える男性(38)は「これまで抗争には巻き込まれないだろうと思っていたが、(抗争認定で)認識が変わった。子供を公園で遊ばせるのも怖い」。
小学生と幼稚園児の子供がいるという30代の女性も、「子供が知らずに組事務所の前を通ってしまうので、学校の送り迎えを始めた」と打ち明けた。
県警は7日夜、太田誠本部長をトップとする集中取締本部を設置。捜査幹部は「情勢は緊迫感を増している。抗争は当分続く可能性があり、取り締まりを徹底強化する」と話した。
一方、双方の組事務所が多数あり、合わせて4千人近い勢力が拮抗(きっこう)する大阪府でも衝突が続発。府警幹部は「最近の対立激化に触発され、トップの指示がなくとも末端の組員が暴走する可能性がある」と警戒を強めている。