「裏切ってしまった…」 女性教諭が教員免許偽造…29年間勤務

2016.3.17 21:52

記者会見で謝罪する栃木県教育委員会の職員=17日午後、栃木県庁

記者会見で謝罪する栃木県教育委員会の職員=17日午後、栃木県庁【拡大】

 教員免許を偽造して教員採用されたとして、栃木県教育委員会は17日、県内の中学校に勤務していた女性養護教諭(55)を、昭和62年に遡って採用無効にしたと発表した。16日付。

 県教委教職員課によると、養護教諭は61年度の県教員採用試験を、教員免許取得見込みで受験し合格。しかし、通信制大学で必要な単位が修得できなかったため、62年4月に赴任した学校で、別の養護教諭の免許状をコピーし、名前や免許の交付年月日などを書き換えて提出していた。

 養護教諭は今年の教員免許更新手続きの際、県教委が免許原本と大学の単位修得証明書の提出を求め、免許偽造が発覚した。これまで県内の小学校3校、中学校2校で29年間勤務。県教委は有印公文書偽造および同行使の罪で告訴を検討している。

 県教委の調査に対し、養護教諭は「信じてくださった方々を裏切ってしまい、心から申し訳なく思う」と謝罪、「子供たちへの思いから言い出せなかった」と話しているという。県教委は今回の問題を受け、公立小中学校と高校、特別支援学校の全ての教員約1万6千人の教員免許状原本を確認、問題はなかったとしている。

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