韓国移民受け入れ奮闘 同国初の帰化議員、差別や中傷に負けず (1/3ページ)

2016.3.21 05:00

韓国初の帰化国会議員で女優として知られる李ジャスミン氏。差別と戦いながら、積極的な移民政策を唱えている(ブルームバーグ)

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 韓国初の帰化議員である李(イ)ジャスミン氏(39)は、有名になった分だけ、移民をめぐる議論で批判の矛先を向けられることも増えている。

 ◆政策議論を触発

 同氏は2012年に与党・セヌリ党から比例代表で立候補して当選。単一民族意識の強い韓国において、移民の受け入れの積極的な提唱者として活動している。同氏は繰り返し人種差別的な誹謗(ひぼう)中傷のターゲットになっているが、それに加えて、同氏は国民のアイデンティティーに関する議論を触発する存在にもなっている。

 高齢化と出生率の低下を背景として、韓国では労働人口(15~64歳)が今年の約3700万人でピークを迎え、その後は持続的な減少を迎える見通しだ。この状況下でいかに経済を活性化するかが喫緊の政治課題である。

 韓国では産業界の急速な効率化によって現代自動車やサムスン電子といった大企業が台頭したが、一方で、これ以上に従業員の生産性を向上させることが難しくなりつつある。李氏をはじめとする移民受け入れの支持者は、慎重に条件を設定した移民政策を講じることで工場労働者の不足を補えるほか、コンピューティングや金融など多様な業界にクリエーティブな思考を注入できると主張する。

 李氏はブルームバーグのインタビューで、「韓国では経済が急激に発展しすぎて人々の考え方が追いついていない。もっと多様性のある韓国の姿、10~20年後の韓国の姿について計画を練るべきだが、誰もそれを実行していない」と述べた。

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