ロボットで社会を変える 千葉工業大学未来ロボット技術研究センター (1/6ページ)

2016.3.22 07:00

ロボットを活用した未来社会について語る古田貴之所長(寺河内美奈撮影)

ロボットを活用した未来社会について語る古田貴之所長(寺河内美奈撮影)【拡大】

  • 千葉工大に入学するきっかけとなった「morph3」と一緒に
  • ≪櫻弐號(さくらにごう)≫原発災害対応ロボット。積載重量60キロまで。傾斜45度の階段の昇降が可能。水陸両用。高所や狭空間での情報収集、がれき撤去やサンプル収集などの軽作業もできる
  • ≪ハルキゲニア01≫8本のホイールを装着した脚、32個のモーターを備えたロボットカーの5分の1スケール実験試作車。高度な機能性を実現(全方位移動、その場回転、車体を水平に保ったままの段差乗り越えなど)
  • ≪ハルクIIX(ハルクツー・カイ)≫車輪モジュールを8脚、56個のモーターを装備した移動ロボット。形態変形、走行と歩行の切り替えで高い移動性を実現
  • ≪morph3≫人型ヒューマノイド。受身動作、前転動作などの全身運動を行う自律制御システム搭載。極限まで機能性とデザインを追求した小型・軽量ボディ。morph3は、科学技術振興機構ERATO北野共生システムプロジェクトと工業デザイナーの山中俊治氏が共同開発したロボット。2003年6月1日からmorph3の研究開発チームが千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)へ移籍し、継続して研究開発が行われている。

 国内では製造業や医療、介護などさまざまな分野にロボットが活躍するようになってきた。日本は産業用ロボット市場で年間出荷額、国内稼働台数ともに世界一のロボット大国である。2014年に安倍晋三首相はアベノミクス3本の矢の一つである「成長戦略」の1政策として「ロボットによる産業革命」を表明し、その後、5カ年計画の具体的なアクションプランをとりまとめた。世界をリードする日本力となっているロボット技術を牽引(けんいん)している千葉工業大学(千葉県習志野市)未来ロボット技術研究センター(fuRo)を訪ねた。(宇山公子)

 ■「皆がいきいき生活できる世界に」古田貴之所長に聞く

 「今まさにロボット技術で社会を変えていくことができる入り口まで来ている」と語る古田貴之所長に聞いた。

 --fuRoはユニバーサル未来社会推進協議会の活動でかなり中心的な役割を果たしているようだが、目指したいことは

 ロボット技術で世の中を再設計し、日本ならではの未来社会をデザインし作り直す。日本では、ものづくりの重要性が叫ばれているが、ものをつくっただけでは世の中はそれほど変わらない。ものづくりは手段であって目的ではない。私はものづくりより、ものごとづくりと言っている。fuRoはイノベーティブなものをどんどん開発しており、他の研究機関より、ものごとづくりへ1歩脱却している。必要なのはものづくりをツールとして全体を設計して、世の中をいい方向に変えること。

日本の抱えている問題は大きく分けて2つある。まず1つは高齢化社会であるということ

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。