千葉工業大学が開発した流星を観測する超高感度ハイビジョンカメラ「メテオ」を積んだロケットが米東部時間22日午後11時5分(日本時間23日午後0時5分)に、米ケープカナベラル空軍基地(フロリダ州)から打ち上げられた。ロケットは予定の軌道に到達し、打ち上げは成功した。
千葉県習志野市にある千葉工大津田沼キャンパスで開かれたパブリックビューイングには、この研究プロジェクトを担当した惑星探査研究センターの荒井朋子上席研究員(45)をはじめ、大学関係者など約250人が、大型スクリーンを通じて打ち上げの様子を見守った。午後0時26分、打ち上げが成功したと伝えられると、大きな歓声と拍手がわき起こった。
荒井上席研究員は「打ち上げからの20分ほどはとても長く感じた。ようやく流星の観測が始まるので、喜びとともに緊張感もある。補給船と国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングできない事故もあるのでまだ安心できない」と話した。