【全日空システム障害】サーバー中継機が故障 信号出ず復旧長期化

2016.3.30 22:28

全日空のシステム障害で、羽田空港第2ターミナルの手荷物検査場に列を作る乗客ら=22日午前、東京・羽田空港(早坂洋祐撮影)

全日空のシステム障害で、羽田空港第2ターミナルの手荷物検査場に列を作る乗客ら=22日午前、東京・羽田空港(早坂洋祐撮影)【拡大】

 全日空のシステム障害で国内線の欠航や遅延が相次いだ問題で、同社は30日、国内旅客システムのサーバー4台をつなぐ中継機の故障が原因だったことを明らかにした。中継機が予備機に切り替わらず、故障信号も出なかったため復旧が遅れた。メーカーが詳しい原因を調べている。

 同社によると、同システムのデータベースサーバー4台を同期(情報共有)するネットワーク中継機のIC(集積回路)が故障し、サーバーを次々と停止させた。サーバーは同期できないと落ちる仕組みだった。

 中継機が故障すると、信号が出て予備機に切り替わるはずだったが、ICが完全に壊れなかったため、どちらも機能しなかった。中継機にテスト信号を流して原因を究明。サーバー側で故障を検知するプログラムを開発し対応した。

 同社は同日、記者会見で謝罪し、篠辺修社長ら3人を来月の役員報酬20~10%減額する処分にしたと発表。4月以降に国内のシステムを総点検し、プロジェクトチームを設置して信頼回復を図る。

 この問題では22日午前、サーバー全4機が停止し搭乗手続きなどが一時できなくなった。23日午前4時過ぎに完全復旧したが、国内線148便が欠航、391便が遅延。約7万2100人に影響を与え、キャンセル料だけで3億6千万円の減収となった。

 システムを共用する格安航空会社(LCC)5社でも、計38便が欠航、計142便が遅延した。

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