「運動すれば痩せる」とは限らない (1/2ページ)

2016.4.5 05:00

 米国民はジムの会員となるために1年に270億ドル(約3兆2600億円)を使う。運動すれば痩せると考えているからだ。フィットネス会社も消費者のこういう思い込みを喜んで後押しする。

 しかし、トレッドミルの上を余分に走ったら痩せられるというものではないことが、新しい研究で分かってきた。運動だけで減らせる体重には限りがあることに、科学者らは気付き始めている。体重には運動量よりも食べ物の種類と量が影響することを示す証拠が積み上がりつつあるからだ。

 このほど「カレント・バイオロジー」に掲載された研究結果では、大量に運動する人と中くらいに運動する人で、消費カロリーは変わらないことが示唆された。米国、ジャマイカ、ガーナなど5カ国の成人332人を対象に調べたところ、「活動が低レベルの間はエネルギーの総消費量が身体運動と連動して増えるが、運動量が高レベルになると運動を増やしてもエネルギー消費量は横ばいになる」ことが分かったという。つまり、運動を増やせばある段階まではカロリー消費が増えるが、その段階を超えると消費は増えないということだ。

 なぜこのようなことが起こるのか? 研究者は完全に解明できてはいないが、いくつかの仮説がある。身体は筋肉を動かしたときにだけカロリーを消費するのではなく、細胞や器官も食べ物の消化や免疫システムといったそれぞれの機能を維持するためにエネルギーを使う。活動量が多い人々の身体は、こうした機能維持をより少ないエネルギーで効率的に行えるようになっていると、論文の主執筆者、ニューヨーク市立大学ハンター校のヘルマン・ポンツァー教授(人類学)は指摘した。同教授は、運動は重要だが、減量や体重管理のための「最良の手段は食事制限だ」と述べた。

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