常連客だった男性(45)は「ディーラーからバドミントンの有名選手だと聞かされ、驚いた。2人は顔をマスクで隠したりせず、『明日から海外遠征ですので、来なくても心配しないでください』などと話していた」と語った。
この闇カジノ店は昨年3月に警視庁の摘発を受け、賭博開帳図利などの容疑で元経営幹部の男性や暴力団関係者らが逮捕され、閉店した。
日本バドミントン協会によると、両選手は現在、インドとマレーシア、シンガポールで順次開催されている国際大会に派遣・出場するなどしている。NTT東日本によると、2人は緊急調査を受けるため早ければ7日にも帰国するという。
2人は2014年5月の世界国別団体戦「トマス杯」で、日本男子が初めて世界一に輝いたときの中心選手。桃田選手は昨年の世界選手権3位で、3日に閉幕したインド・オープンで優勝するなどエース級の存在。田児選手は平成25年に全日本総合選手権6連覇を果たしている。