ベトナムのガガ「官製」批判 国会議員選、候補者リスト外れる (1/2ページ)

2016.5.19 05:00

「ベトナムのレディー・ガガ」と呼ばれるマイ・コイさん(写真家ダイ・ゴーさん撮影、本人提供・共同)

「ベトナムのレディー・ガガ」と呼ばれるマイ・コイさん(写真家ダイ・ゴーさん撮影、本人提供・共同)【拡大】

  • 取材に答えるグエン・ヒュー・ニンさん=4月28日、ハノイ(共同)

 ベトナムで5年に1度の国会議員選挙が22日、実施される。一党独裁を続けるベトナム共産党の党員か、党のお墨付きを得た人物だけが選ばれる仕組みで、事実上の“官製選挙”だ。近年、党などの推薦を受けない独立系候補の増加といった新たな動きも出てきたが、米国や人権団体は「自由選挙とはいえない」と強く批判している

 ◆事前審査を義務付け

 人気シンガー・ソングライターのマイ・コイさん(32)は、奇抜なファッションや過激な演奏スタイルから「ベトナムのレディー・ガガ」と呼ばれる。中部カインホア省から独立系候補として立候補の意思を表明。「政策決定への参加は全ての人の基本的な権利。一つの党のメンバーである必要はない」と言い切る。

 ベトナムの国会選挙で、立候補希望者は党翼賛組織「ベトナム祖国戦線」の事前審査が義務付けられる。党が不適格とみなした人物は候補者リストから外される。

 マイ・コイさんの公約は「選挙法を改正し事前審査を撤廃する」。ベトナムの最大援助国である日本にも「開かれた選挙の実施など、法制度改革を援助の条件」とするよう求めた。「改革が実現すれば、アーティストは当局の事前許可なしに人々の前で歌い、演奏できる」

 選挙運動の一環として行ったフェイスブック上のライブは10万人以上が視聴するなどの好反応があったが、最終候補者リストから外された。当局は明確な理由を説明していない。「党は人々の思いを顧みなかった」。近くベトナムを訪問するオバマ米大統領に、リストから外れた候補との面会を求める書簡を送った。

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