厚生労働省が23日発表した2015年の人口動態統計で、人口10万人当たりの自殺者数を示す「自殺率」が最も高い都道府県は再び秋田県となった。ワースト1位は、1995年から2013年まで19年続けて秋田県で、14年は岩手県に入れ替わっていた。
秋田県の佐竹敬久知事は結果について「自殺者数と自殺率はいずれも減少しており、自殺予防対策は効果を上げていると考えている。今後も力を入れていく」とコメントした。
統計によると、秋田県の自殺者数は14年より7人減の262人で、自殺率は0.3ポイント減の25.7となった。岩手県は3.3ポイント減の23.3でワースト2位だった。全国平均は18.4。