米国の平均余命、経済格差がかつてないほど反映 (1/2ページ)

2016.6.20 05:00

米アイオワ州の介護施設で、朝食を食べる高齢者ら(ブルームバーグ)
米アイオワ州の介護施設で、朝食を食べる高齢者ら(ブルームバーグ)【拡大】

 米国では経済格差が平均余命に反映され、その格差がますます広がっていることが、米国医師会雑誌(JAMA)にこのほど発表された研究結果から分かった。この寿命格差は所得の格差と同様に、かつてないほど拡大しつつあるという。

 この研究によると、米国の富裕層は、貧困層よりも少なくとも10年は長生きする可能性がある。高額所得層のアメリカ人は2001年から14年までに年平均余命が2年から3年延びた。一方、低所得層にはほとんど変化が見られなかった。

 多くの研究がすでに明らかにしているように、健康と所得には相関性があり、所得規模が大きいほど寿命も長くなるとされている。今年は米大統領選挙の年であり、大きく広がる所得格差と中産階級の消滅は大きな争点となっている。

 また、プリンストン大学の経済学者、アン・ケイス教授とノーベル経済学賞を受賞したアンガス・ディートン教授が昨年発表した研究報告で、中年の白人の死亡率が上昇していることが判明した。死亡の主な要因は、自殺や薬物の過剰摂取、それにアルコールだ。この結果は白人労働者階級に対する経済的圧力を示しており、共和党のドナルド・トランプ氏の優勢に拍車をかけているのがこうした層の人々だ。これらの研究は、米国の格差の影響が単に経済面にとどまらないという見解に説得力を与えている。

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