数日後、A子は調査会社から証拠写真と報告書を受け取り、それをもとにB男を問い詰めた。
しかし、B男もなかなかに手ごわい。浮気を全面否定したうえで、C子を部屋に呼んだのは、あくまで出張マッサージを受けるためであり、2人が「男女の関係」であるというのは「A子の妄想に過ぎない」と言い放ったのだ。
スパイまがいの大胆行動
A子の追及はここで終わらない。この時点ではまだ、C子という名前を含めて不倫相手の身元を特定できていなかった。20万円を払って追加調査を頼み、C子の姓とマンションの部屋番号は知ることができた。だが下の名前も、職業も分からない。
A子はここで、大胆極まりない行動に出る。
自らC子のマンションを訪れ、C子宅の郵便ポストを勝手に開けたうえ、郵便物を抜き取った。A子はこのスパイまがいの手段で、C子のフルネームをつかんだ。