不倫調査で“ドロドロの暗闘劇” 別れさせ屋、GPS、盗聴…スパイ映画みたい? (5/5ページ)

夫に対する探偵の不倫調査だけでは飽きたらず、妻は自ら不倫相手の郵便物をあさって個人情報を入手し、別れさせ屋にまで依頼。一方の夫も妻の疑念を察知して自宅に録音機を設置した。スパイ顔負けの〝暗闘劇〟に司法判断は…
夫に対する探偵の不倫調査だけでは飽きたらず、妻は自ら不倫相手の郵便物をあさって個人情報を入手し、別れさせ屋にまで依頼。一方の夫も妻の疑念を察知して自宅に録音機を設置した。スパイ顔負けの〝暗闘劇〟に司法判断は…【拡大】

 予感は当たった。親族や友人とのA子の会話から、調査会社や別れさせ屋を雇っている事実が明らかになった。

 司法判断は…

 結局、関係の修復を断念したのか、A子は子供を連れて家を出た。C子はというと、B男の子供を出産していた。

 暗闘は終わり、訴訟という公の場にステージを移す。A子はC子を相手取り「不貞行為で結婚生活が破綻(はたん)した」として300万円の損害賠償を求める訴えを起こした。一方、B男とC子は「A子の不法行為で精神的苦痛を受けた」として、計550万円を求めて提訴した。

 裁判所は、調査会社が押さえた証拠写真を踏まえ、B男とC子の不貞行為を認定。C子に対し、A子に200万円を支払うよう命じた。

 一方で、A子がC子の郵便物を抜き取ったことや、家族構成、実家の住所を調べたことについて「C子のプライバシーや人格権を侵害した」として不法行為と判断。別れさせ屋については「交際中の男女の破局を促すための工作は人格権(性的自由)に対する侵害に当たる」と述べ、A子に対しC子に約20万円を支払うよう命じた。B男の請求は棄却した。

 B男とC子は控訴した。不倫をめぐる法廷闘争は第2幕に移る。