フィールドに映し出されたのは巨大な日の丸。その後、「ARIGATO」など、各国の言葉で感謝を伝える人文字が次々と現れた-。リオデジャネイロ五輪の閉会式で行われた次期開催都市・東京をアピールするパフォーマンスでは、東日本大震災で被災した福島、宮城、岩手の3県と東京の生徒ら1万人が、人文字を作り、世界中からの援助に対する感謝の気持ちが伝えられた。
■ボールをつなぐ
世界中が注目する閉会式は、今の日本と東京を理解してもらう最高の場面でもある。競技場に映し出された映像では、東京からリオへ、日の丸をイメージした赤いボールのリレーがスタート。北島康介さん、高橋尚子さんら日本を代表する金メダリストと、キャプテン翼、パックマン、ハローキティといった世界的に人気のキャラクターがボールをつなぐ。
最後にボールをパスされたのは安倍晋三首相。ボールを手に国会前から車で出発すると、車内でスーパーマリオに変身した。そのマリオは渋谷駅前のスクランブル交差点でドラえもんが「四次元ポケット」から取り出した土管に飛び込み、地球の裏側のリオにワープした。