「空き室あります。おこしやす」舞妓さんが紅葉ＰＲ　京都秋の観光キャラバン来社

　見頃を迎えた京都の紅葉を紹介しようと、京都市観光協会などで結成したＰＲキャラバンが２１日、産経新聞東京本社（千代田区大手町）を訪れ「今年の色づきは格別。旅館にも空きがあるので、ぜひ京都におこしやす」と呼びかけた。

　１１月に入ってから、例年よりも冷え込みが強く、一気に色づいたという京都の紅葉。キャラバンは、新選組ゆかりの地として知られる金戒光明寺（京都市左京区）や菅原道真を祭る北野天満宮（同市上京区）について、「清水寺や嵐山に劣らぬ美しさで、夜間ライトアップも開催中の穴場」とアピール。舞妓（まいこ）の叶紘（かのひろ）さんは「紅葉を見ながら京料理を楽しむのがおすすめ」と笑顔で語った。

　外国人観光客が急増している京都だが、京都府旅館ホテル生活衛生同業組合の小野善三副理事長は「旅館もホテルも外国人で満室ということはなく、空室はある。日本人のお客さまにも、ぜひ宿泊してもらいたい」と話した。

　年明けには幕末の大政奉還から１５０年を記念し、歴史の舞台となった寺院で通常非公開の文化財が特別公開されるキャンペーンが始まる。