ゲームを市の新たな産業に位置づけようと取り組んでいる千葉県松戸市は29日、12月下旬に東京ビッグサイトで開かれる日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」に、開発中のスマホ向けゲームを紹介するため出展すると発表した。市によると、自治体のコミケ出展は岡山県倉敷市や鳥取県の例があるが、珍しいという。
松戸市は今年3月、市内のゲーム製作会社などと「松戸コンテンツ事業者連絡協議会」を結成。コミケで紹介するゲームは、協議会参加企業が開発中で、来年1月末に無料配信予定。高校生が主人公で、小説形式の文章を読み進めていき、選択肢を選ぶことでストーリーが変化する。
市の担当者は「若いクリエイターやその志望者の支援に取り組んでいきたい」としている。