ナイフ男が母子襲撃…逃げる男、追う警官 夜の京都に鳴り響く銃声 (1/2ページ)

男が母子を切りつけた現場付近を調べる警察官ら=29日午後10時36分、京都市北区(寺口純平撮影)
男が母子を切りつけた現場付近を調べる警察官ら=29日午後10時36分、京都市北区(寺口純平撮影)【拡大】

  • 母子が切りつけられた現場地図

 29日午後7時10分ごろ、京都市北区鷹峯旧土居町の路上で、母親と一緒にいた男児(5)がナイフを持った男に襲われた。男児は頭を切りつけられて腹部を刺され、病院に搬送されたが、意識はあり、命に別条はないとみられる。男は逃走したが、追跡した京都府警の男性巡査部長が拳銃を5発発砲。男の両足に命中した。

 府警北署は、銃刀法違反と公務執行妨害容疑で、同市北区衣笠開キ町、無職、小西威規(たけのり)容疑者(27)を現行犯逮捕。同署によると、母子と小西容疑者に面識はないという。

 事件直前の同日午後7時すぎ、現場近くの女性から「男が玄関ドアをたたき、殺すぞと言っている」という110番があり、署員が付近を警戒していた。

 事件が起きた京都市北区の現場は世界遺産・金閣寺や京都五山送り火の「左大文字」で知られる大文字山近くにある閑静な住宅地。事件を目撃した住民は「怖かった」と声を震わせた。

 「刃物を捨てなさい」

 現場近くの主婦(55)は警察官が男に呼びかける声を聞いたという。

 「誰かがけんかをしているような声が聞こえたので、窓を開けると、警察官がパトカーから急いで降りていた」

「発砲音が聞こえた後、警察官から『危ないから』と避難誘導を受けた」