きずな出版さんから、新刊「オンナの敵はオンナ」を出させていただいた。一見、過激なタイトルに映るが、女性の悪口をつづった本ではない。世の男性たちにも、女性を分かってほしくてこの本を書いた。
アベノミクスで「女性活用」などといわれ、女性の管理職は増えた。ワークライフバランスの研修も増えた。しかし、本質を分かっていない日常によく遭遇する。女性の管理職は、同性である女性のマネジメントに悩んでいることがある。また、女性たちのもめ事を男性管理職が作ってしまっている現実が、日常の職場には多々ある。
女性は、男性よりも価値観も生活もさまざま。活用されたくない女性もいれば、キャリアアップしたい女性もいる。そして男性よりも環境に左右されやすい。介護、子育てなど、まだまだ男性が協力的でない場合も多い。ここで一緒くたにするととても危険。すべての女性が男性の協力を望んではいない。
玉のこしに乗って、専業主婦になりたい女性もいれば、結婚よりも仕事をしたい女性もいる。上司の女性が「キャリアアップ」「自立」を唱えても、「あなたみたいな女性になりたくない」と言う部下もいる。また離婚や夫のリストラをきっかけにガンガン働く気になる女性もいれば、子供の学費のために仕方なく働くことになった女性もいる。だから多種多様なマネジメントが必要になってくる。